7歳で父が病没し、母は家族を養うため住み込みで働き、10歳年長の姉は名門の女学校を辞め家事一切を引き受け、私たち弟妹の面倒を見てくれるそんな環境で成長しました。
母からは「男子たるもの文武両道を身につけ、将来社会のお役に立つ人物に
なりなさい」と諭されました。
長じて私はバイトの傍ら夜学の高校に通い、授業が引けるとすぐさま空手道場に駆け付け深夜まで鍛錬を重ねる日々を送りました。
大学時代も部活で空手を続けたことでした。
NTTに職を得てからは居合道の修業をはじめ、今も継続しています。
空手道は6段師範(糸東流)、居合道は剣連の教士7段(無外流)の免許を
得ています。
この間仕事に打ち込みますが、子供心に父の病気が回復しなかったことが口惜しく将来は医業の道に進み、私の手で治せる人を救いたいとの夢を実現させる決意を改めて固めました。
この夢を蘇らせたのは母親代わりに面倒を見てくれた姉の急死でした。
私の使命は安穏なサラリーマン生活ではなかったはずと思い至り
管理職として将来を約束されながら、活力あるうちに転職を果たしたいと
柔道整復師の国家資格を取り,開業したのが46歳の春でした。
開業したものの保険が使えるのは新鮮な損傷だけ、保険治療に甘んじていても
成長は見込めない。
私の目指すところは、単純な肩こり、腰痛や疲労回復の施術もさりながら
医師が原因もつかめず手を焼いている慢性疾患を改善に導くこと。
そのためには高い視点からの考察とより高度な非観血的技術を磨くこと
と考え、時間と費用を惜しまず国内は勿論、アメリカや中国にまで足を延ばし
不調の原因と改善法の探索に努めてきました。
その結果、数々の技術を身につけ自信を深めることができ,自費治療で難治性の患者さんに接し、成果を上げ喜んでいただいています。
人生で身に降りかかる試練は腹を据えてかかれば乗り越えられるもの。
柔道の試合では右前腕を折られ、不自由さやリハビリの痛みも体験しました
空手でも幾多の困難に出会い自ら治療の経験も積んできました。
その分患者さんに優しく接することが出来ると自負しています。(笑)
今後も幾多の悩める人と接して解決を図っていくことが私の使命と
考えています。
皆様方のご支援のほどよろしくお願い申し上げます。